『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』の最終シーズンで衝撃的登場を飾ったクローン・フォース99こと「バッド・バッチ」。彼らの活躍を描く新番組『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』は、現在ディズニープラスにて好評配信中だ。この物語では、一躍人気者となったエリート・クローン・チームの面々が、『エピソード3/シスの復讐』のその後、銀河帝国の支配が始まった暗黒の世界で孤軍奮闘する様を描く。
バッド・バッチ(不良分隊)とは!?
クローン・フォース99/バッド・バッチ
彼らは自らを「バッド・バッチ(不良分隊)」と呼んでいるが、このクローン・フォース99を構成する個性豊かなクルーは、100%という脅威の任務達成率と通常のクローン兵にはない驚くべきスキルを有している。チームプレーを得意とするハンター、レッカー、テク、エコーの面々は、クローン戦争終結後も各々が持つスキルや特殊な身体能力を駆使し、チーム一丸となって、新たに始まった帝国の時代を生き抜いていく。
ハンター(HUNTER)
「バッド・バッチ」は、クローン・コマンドー特殊部隊を作るためにカミーノアンの実験によって生み出された存在である。彼らのリーダー、ハンターはじつに強く、かつストイックなソルジャーだ。彼は極度に鋭敏な感覚を有しており、ターゲット追跡の際にその特殊能力を生かしている。
レッカー(WRECKER)
大男の荒くれ者レッカーは、平均的なクローンに比べはるかに強力な筋力を有している。彼はそのニックネーム(レッカー=壊す人)にたがわず、ドロイドでさえもクズ鉄にしてしまうパワーを持つ、生来の解体屋だ──彼はこの仕事をじつに楽しんでやっているのである。
テク(TECH)
テクは「バッド・バッチ」におけるコンピューターおよび武器の専門家であり、グループ中もっともおしゃべりな人物。持ち前のデータ分析スキルにより、場合によってはドロイドよりも速く技術的問題をクリアする能力がある。
エコー(ECHO)
クローン戦争が終焉を迎える中、テクノ・ユニオンに捕まっていた元ARCトルーパーのエコーは、救出された後、バッド・バッチのメンバーに加わった。かつて共和国軍の一兵士だった彼は、リシ・ステーションやティポカ・シティの防衛に貢献し、もっとも勇敢なクローン兵の1人と認められた人物である。軍事戦術や戦略に関し適切な知識を持つエコーは、クローン・フォース99の一人としてチームに有益なアイデアを提供するだけでなく、ボディに装備したソケット・アームとサイバネティック・インプラントを使ってコンピューター・システムと会話するという独自能力を発揮している。
クロスヘアー(CROSSHAIR)
冷徹で素早く、コンピューターのように正確なクロスヘアーは質実剛健を旨とする戦士だ。彼は通常のクローン兵を「レック」と呼び、彼らとの共同任務を嫌っている。そして、それを厭わず口に出す。以前は「バッド・バッチ」のメンバーだったクロスヘアーは、スナイパー・ライフルの名手として活躍した。その鋭敏な視覚ゆえ、傑出した精密射撃能力を有しているが、それが彼の不遜な態度にもつながっている。カスタム仕様の773ファイアパンチャー・ライフルを使用して、途方もない長距離からターゲットを無力化するクロスヘアーの能力は、彼をして不世出のソルジャーたらしめているといえよう。
オメガ(OMEGA)
ナラ・セの医療助手を務める少女。オメガと呼ばれる彼女はエリート・クローン・トルーパーのクローン・フォース99に強い好奇心と親近感を抱いている。そんな彼女だが、多くの者からその知性を過小評価されている。クローン実験により生み出されたオメガはカミーノのティポカ・シティで生活していたが、帝国の勃興期、バッド・バッチの仲間と共に新たな冒険の旅へと出発する。
謎に包まれたストーリーを予告編から分析!
3月30日より公開となった新たな予告編では、アクションや人物描写はもちろんのこと、ビッグなサプライズもいくつか見て取れる──要するにココには、私たちがこの荒くれ者たちに期待するすべてが詰まってるってこと。心の準備を済ませたら、これから取り上げる5つのハイライト場面をチェックだ!
1 「これはテストだ」
予告編は、冷徹で計算高いターキンのセリフで幕を開ける。彼はバッド・バッチの腕を称賛しつつも、彼らが持つ個性への懸念を示す。一方、バッド・バッチ当人達はドロイドを破壊するトレーニングを楽しんでいる。要するにこの導入部は、本シリーズとその主人公を紹介するという役割をこの上なく上手く果たしていると言える。無個性さとファシズムをそれとなく見せることで忍び寄る帝国の影を視聴者に匂わせ、それがクローン・フォース99の持つ反骨精神と衝突するかもしれない未来を暗示させる作りとなっているのだ。
2 チームを紹介しよう
クローン製造施設のあるカミーノと思しき惑星にいる子供がバッド・バッチと出会う。その子のセリフを通し、ハンター、エコー、テク、レッカー、クロスヘアーの各メンバーとその得意技が紹介される。彼らの暴れっぷりは最高だ。スター・ウォーズにおけるアクションが好きなら、本シリーズとこのバッド・バッチのクルーも好きになること請け合い、と言っておこう。さてここで一つだけ質問……あなたの推しはどのキャラ?
3 お尋ね者
ターキンはバッド・バッチを正式に帝国の敵と認定する。エリート兵士達は今や全くの孤立無援となってしまう……。
4 カメオ出演!
『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』には名の知れたキャラクターが登場予定となっている。フェネック・シャンド(ミンナ・ウェンが声を担当。『マンダロリアン』から引き続き同役を再演する)と、傷を負った若きソウ・ゲレラ(『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』で最初にゲレラに命を吹き込んだアンドリュー・キシーノが再び同役を演じる)の両名だ。ソウはバッド・バッチに対し核心を突く質問を投げかける:クローン戦争が終わった今、バッド・バッチはどのような選択をすべきか、と。この問いに対し、彼らがどのように反応するかを見るのも待ちきれない部分だが、フェネックとソウに再び会えるだけでもじつに嬉しいではないか。
5 「ベルトしろ」
予告編の締めとなるのは、これでもかと畳み掛けるバッド・バッチの定番アクション──爆発に次ぐ爆発。ドロイドをぶっ飛ばす大立ち回り。そう、いつものヤツだ──ただし、もちろんそれだけでは終わらない。全く新たなスター・ウォーズ・アドベンチャーも約束されている! では最後にハンターからのアドバイス:しっかりとベルトを締めて楽しんでくれ。このストーリーはジェットコースターばりに急上昇、急降下しっぱなしなんだ!
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