ルーセン・レイエルのアンティーク・ショップ「銀河古美術名品展」は、彼が反乱軍との取引に使うためだけの「隠れみの」といえなくもない。が、説得力のある品ぞろえを有しているのもまた事実。というのも、店は銀河各地から収集された興味深い遺物であふれかえっているから! 加えて、スター・ウォーズ・ファンにとってそれが何を意味するかといえば、それはただ一つ──イースターエッグ(隠し要素)の宝庫だということ! ディズニープラスで配信中の『スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー』(2022-2025)だが、めざとい視聴者たちの多くがここに登場するルーセンの完全予約制の高級店を目にして以降、他のスター・ウォーズ作品に登場しているかもしれないアイテムや、サーガのどこかに何らかの形で関わっているとおぼしき珍品を探し、必死に目を凝らしてきたのだ。
この高級店にはどんな銀河の逸品が隠されているのだろう? StarWars.com はルーセンのギャラリーで見つけることのできるイースターエッグ10個を以下に公開したいと思う。
第10話「道はひとつ」に登場するアイテムに注目!
1 アミダラ・スタイルのヘッドピース
ショールーム奥に見えるこのヘッドピースは、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)でパドメ・アミダラが着用したものとほぼ同じ。このアイテムを手に入れるには、積極的な交渉術が必要になるかも。
第4話「アルダーニ」に登場するアーマー。
2 マンダロリアン・アーマー
このきらめくアーマーは、アミダラ・スタイルのヘッドピースのすぐ近くに展示されている。きっとどこかで、とあるマンダロリアンがこれを探しまわっていることだろう。
第7話「声明」の壁際に注目!
3 ジェダイ・テンプル・ガードのマスク
実写版では登場することのなかったジェダイ・テンプル(聖堂)・ガードとそのマスクだが、アニメーション・シリーズ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2008-2020)において初お目見えとなった。ルーセンの店の壁際に置かれたこの実際のプロップは、象牙のような台座と金色のパーツが印象的な一品。
これは博物館に展示されるべきものなのでは? 第5話「やった側は忘れる」をチェック!
4 サンカラ・ストーン
ストーンをご所望? なら、ドンと買っちゃおう! ルーカスフィルムのもう一つの名作『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』のマクガフィン(作品内におけるプロット・デバイス)、サンカラ・ストーンはギャラリーの奥の部屋に鎮座している。名作映画へのオマージュか、それとも2つの世界が衝突したのか? 賢く選択すべし。
第5話「やった側は忘れる」で五感を研ぎ澄ませてみて。
5 シス・ホロクロン
これも奥の部屋に保管されているけれど、このダークサイドのデバイスにとってはそれが最適解。
第4話「アルダーニ」を再生すると、このイースターエッグがゲットできるぞ。
6 スターキラーの暗黒卿ヘルメット
往年の名作ゲーム「スター・ウォーズ フォース アンリーシュド」では、戦闘をクリアし、ダークサイドのエンディングにアクセスすると、このヘルメットが解除される。『キャシアン・アンドー』では、後壁近くのアーマーの上に置かれ、また奥の部屋にも登場している。このヘルメットが実物として再現されているのを見るに、当該ゲームが今も皆の心の中で強く息づいていることを感じさせる。
第4話「アルダーニ」でこのヘルメットを見つけたら、ウーキーの雄叫びを上げよう!
7 ウーキーのヘルメット
良き関係を築いておるに違いない、ルーセンとウーキー。ルーセンのギャラリーに展示されている多くのウーキー遺物の一つであるこのヘルメットは、キャッシークの住民が戦時に着用していた伝統的なヘルメット。メイン・ショールーム・フロアの展示物だ。
第7話「声明」で、このグンガンの遺物をご覧あれ。
8 グンガン・シールド
ユーさ、これに興味あるの? オン・オフの切り替えが可能なエネルギー・スクリーン機能を備えたこのシールドは『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)のナブーの戦いでグンガン軍が使用したもの。「エピソード1」ではCGだったシールドだが、『キャシアン・アンドー』ではリアル・プロップとして新しく作成され、ショールーム・フロアの奥に飾られている。
第11話「フェリックスの娘」でこの石板の一部をかいま見ることができるぞ。
9 「はざまの世界」の石板
これは『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014-2017)ファンならきっと興味をそそられるはず。同作に登場する神秘のポータル「はざまの世界」から着想を得たこの古代の遺物は、店の左壁付近に見ることができる。皇帝に気づかれていないことを祈るのみだ。
第4話「アルダーニ」から登場するこれらのアイテムだが、かなり厳重な保護がなされていると考えていいだろう。
10 カーボナイト・ブロック
どうやら、カーボナイトを最初に使ったのはダース・ベイダーではなさそうだ。ギャラリーにはいくつかのカーボナイト・ブロックが飾ってあり、写真のネックレスのようにごく普通のパーツが入っている場合もあるが、中には『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の豊穣の像や、映画『プロメテウス』(2012)のエンジニアの頭部など、その中身が特段際立っているものも。あなたは全部見つけられるかな?
リーランド・チー、ティム・ワイルドグースの各氏、そして『キャシアン・アンドー』プロップ作成チームに心より感謝申し上げます。
Starwars.com 2022/11/23 の記事