マーベル・スタジオが贈るアニメーション・シリーズ『ホワット・イフ…?』は、MCUで起こり得た無限の可能性を描き、様々なマルチバースを紹介します。シーズン2ではその可能性をさらに広げ、新たな物語、そして新たなヒーローをMCUに登場させます。そこで今回、新キャラクターの1人である「カホリ」についてご紹介しましょう。
『ホワット・イフ…?』では、もしテッセラクト(四次元キューブ)がアメリカ大陸植民地化前のホデノショニ連邦に落ちていたらどうなっていたかが描かれます。
テッセラクトは湖を星々への入口へと変化させ、モホーク族の若い女性カホリを自身の力を発見するための旅へと導きます。

ライアン・リトルが脚本を担当した彼女のエピソードは、文化的な信憑性を確保するため、歴史学者のダグ・ジョージ(Doug George)や言語学者のセシリア・キング(Cecelia King)らモホーク文化の専門家と密接に協力しながら制作されました。このエピソードはモホーク語で展開され、現在のニューヨーク州北部に位置するアクウェサスネ地域の歴史が反映されています。
ダグ・ジョージはこのエピソードの公開を非常に楽しみにしています。「この作品は、ネイティブのモホーク族の視点から、実にユニークで歴史的な物語を描いています。視聴者はこの土地の最初の民族に関する新たな知識を、挑戦的で楽しい視点から学ぶことができるでしょう。ストーリーはドラマチックで、登場人物も生き生きとしており、アクションシーンは息をのむほどです」とジョージは言います。「このエピソードは、もう一つの意味で特別なものであり、台詞から装飾に至るまで、モホーク族の完全な協力のもと作られているのです。」
このジョージの言葉に、リトルは付け加えます。「私には、ニューヨーク州北部の先住民族コミュニティと幅広く仕事をしていた素晴らしい脚本家の師匠がいました。彼から教わったことを生かし、過去の世代への敬意と未来の世代への希望を持ちながら、新しい先住民族のヒーローのストーリーをMCUに紹介できることに喜びを感じています。カホリは実際に使われていたチェロキーの狼族の名で、『森を掻き立てる者』や周囲の人々をやる気にさせる者という意味を持ちます。カホリはその名に恥じないよう、強力な味方を仲間に加え、民族を救い、歴史の流れを永遠に変える戦いに挑むことになります。」
監督のブライアン・アンドリューズ(『ホワット・イフ…?』、エグゼクティブ・プロデューサーのA.C. ブラッドリー(『ホワット・イフ…?』、『ミズ・マーベル』)、ストーリー・エディターのマシュー・チョーンシー(Mathew Chauncey)(『ホワット・イフ…?』)ら制作陣もモホーク族のメンバーと協力し、カホリの外観や環境のデザインを創り上げ、モホークの伝統音楽を劇中に使用するために尽力しました。