ディズニー映画のロマンチックなシーンは、私たちに素敵な時間を与えてくれます。
まるで自分のことのように嬉しくなったり、切なくて涙があふれたり、ドキドキが止まらなくなることも。
そこで今回は、ディズニー映画の恋愛シーンをまとめて振り返ってみましょう。
きっと、ジェットコースターのようなアップダウンのある感情の動きを楽しめるはずです。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)
シーン: エリザベスとウィルが結ばれた瞬間
「これがお前の選んだ道か? あの男は鍛冶屋だぞ」。
父親・スワン総督に覚悟を問われたエリザベスは、次のように答えます。
「いいえ、彼は海賊よ」。
そして風で飛ばされ落ちそうになったウィルの海賊帽をキャッチするエリザベス。
それからロマンチックな音楽が流れ、太陽が昇り、二人はキスをするのです。
このシーンを観たあとの気分:目がハートになっちゃう!
『ムーラン』(1998)
シーン:シャンがムーランにねぎらいの言葉をかけた瞬間
これは、ぎこちなくもロマンチックな、誰もが大好きなシーンです。
勇敢に戦い、皇帝を守り、全国民から称賛されるムーラン。シャンは、そんなムーランの姿を見て感動のあまり、言葉に詰まってしまいます…。
二人の周りには、美しい街、大勢の人々、皇帝─こんなにもロマンチックなシーンがあるでしょうか。
そして、皇帝はシャンに、ムーランほどの女性はどこの王朝を探してもいないと伝えます。
この皇帝の言葉には思わず拍手!
私たちのデートの時も皇帝にアドバイスしてもらえたらいいのに。
このシーンを観たあとの気分:爽快!
『白雪姫』(1937)
シーン:白雪姫と王子がはじめて出会った瞬間
あたり一面にいる鳩に向かって、歌う白雪姫。そこへ突然、王子が現れ、彼女に美しい歌を贈り驚かせます(私たちもびっくり)。
そこへやってきた一羽の鳩。王子のチャーミングな姿に、鳩まで頬を赤く染めてしまうのでした。
このシーンが大好きという人も多いはず!
このシーンを観たあとの気分: 鳩と同じく頬が真っ赤。
『ヘラクレス』(1997)
シーン:メグがヘラクレスのために自分を犠牲にする瞬間
崩れ落ちる柱の下敷きになりそうになるヘラクレス。メグは彼を突き飛ばし、身代わりになります。
「メグ!」と思わず叫ぶヘラクレス。…心が引き裂かれそうになる瞬間です。
ヘラクレスにどうして自分を助けたのかと尋ねられたメグは、こう答えます。
「人間って時には馬鹿なことをするものよ。恋をするとね」。
まさにその通り!
このシーンを観たあとの気分: メグの言葉が心に沁みる。
『ウォーリー』(2008)
シーン:ウォーリーとイヴがはじめてデートをした瞬間
ウォーリーとイヴがキスをすると、火花が!とてもキュートなシーンですよね。
そして二人は星の周りを一緒に飛び回ります。
本当にロマンチックで、宇宙の彼方にも愛が確かに存在していることを証明してくれているかのようです。
このシーンを観たあとの気分:気持ちもフワフワ~。
『プリンセスと魔法のキス』(2009)
シーン:ティアナとナヴィーン王子が結婚した瞬間
カエルとして結婚した二人は、やがて呪いから解き放たれます。
人間に戻った二人の洋服は結婚式にぴったりなコーディネート。
ティアナは「あなたはプリンセスにキスしたのね」と言います。
すると「何度でもそうするつもりだよ」と答えるナヴィーン王子。
なんて素敵なのでしょう!
そして、場面は二人の結婚式へ。周囲を囲む幸せそうなゲストと美しいBGMはラストシーンにぴったりです。
このシーンを観たあとの気分:見まわすと美しいドレスが現れるかも…?とソワソワ。
『アラジン』(1992)
シーン:アラジンとジャスミンが魔法の絨毯に乗っている瞬間
いつまでも色あせない、あのシーンです。(アリ王子に扮した)アラジンが初めて「ホール・ニュー・ワールド」を歌った場面には、その美声に背筋がゾクゾクしちゃいますよね。
アラジンはリンゴをひじでトスしてジャスミンに渡します。この場面に思わずクスッと微笑んだ人も多いのでは?
いつしか手を取り合った二人を乗せ、魔法の絨毯は海の上を漂っていきます。涙がでてしまいそうなほど、美しいシーンですね!
このシーンを観たあとの気分: 幸せすぎて涙が…。
『わんわん物語』(1955)
シーン:レディとトランプがスパゲッティを分け合う瞬間
これはディズニー映画の中でも最高のデートのひとつです。
楽しげに歌うレストランのオーナー、輝く星、美味しそうなスパゲッティ。そして、とても愛らしいレディとトランプ。
このシーンを観たあとの気分: ワオーーーン!(遠吠えしたくなる気分)
『眠れる森の美女』(1959)
シーン:オーロラとフィリップ王子がはじめて出会った瞬間
このカップルはまさに一目ぼれから恋がはじまります。
二人は、まるで出会う運命だったかのように歌い、踊ります。
そして美しい城を見つめるのです。その時は、これから起こることを予想もしていないでしょう…。
お互い夢中になっていますね。
このシーンを観たあとの気分:オーロラのように歌ってダンスしちゃいそう。
『ポカホンタス』(1994)
シーン:ポカホンタスが風の色についてジョン・スミスに教える瞬間
自分の住む世界がすべてだと思っていたジョン・スミス。彼が熊を見つけ銃口を向けると、ポカホンタスは熊の子どもたちを手渡し、知らない世界を知ろうしてほしいと言います。
その後、二人は丘へ向かいます。そこは、ジョンが今まで見たこともないほど、美しい眺めの丘。
そこでジョンは、自分はまだ知らないことがたくさんあるということに気づかされるのです。
このシーンを観たあとの気分:さあ、森の秘密の小道を走りに行こう。
『リトル・マーメイド』(1989)
シーン:エリック王子とアリエルが「キス・ザ・ガール」の歌にのせてボートに乗っている瞬間
キスをしようとするたびに、緊張して結局後ずさりしてしまうエリック。
何とも愛らしいですね。
彼がアリエルの名前をミルドレッドだとはじめて予想するシーンも最高です。良い雰囲気なのに、エリックはなかなかキスできず…セバスチャンたちが歌う「キス・ザ・ガール」は口ずさまずにいられません!
そしてその時、ウナギたちがこの瞬間を台無しにしてしまいます。あと一歩だったのに!
このシーンを観たあとの気分: スカットルのように思いっきり歌う。
『美女と野獣』(1991)
シーン:ベルと野獣がダンスホールで踊る瞬間
ベルが野獣をダンスホールに導き、二人は、ポット夫人が歌う「美女と野獣」の歌に合わせてダンスを始めます。
やさしい歌、美しいダンスシーンの映像、二人の空に浮かぶ星、ベルの素晴らしいドレス…何もかもが完璧です。
このシーンを観たあとの気分:一番近いダンスホール・お城がどこにあるか調べてみよう。
『塔の上のラプンツェル』(2010)
シーン:フリン・ライダーとラプンツェルがランタンの灯を見つめる瞬間
このシーンを何度も観たという人も多いのではないでしょうか。
美しいランタンの灯、ウルウルするパスカルの目、そして私たちもウルウル。
忙しく旅をしていたフリンとラプンツェルが、初めてランタンの灯とお互いを見つめる瞬間です。
最初はランタンにはしゃいでいたラプンツェル。
ふと振り向いた先には、2つのランタンを抱えたフリン。
そして彼がラプンツェルの手を…。
胸キュンの連続ですね!
このシーンを観たあとの気分:ラプンツェルみたいに、灯を見ながらほほえんだり、ダンスして歌おう。
『シンデレラ』(1950)-アニメ版
シーン:シンデレラと王子がはじめてダンスする瞬間
シンデレラとチャーミング王子のこのシーンはとても微笑ましいものです。「これが恋かしら」の歌詞にあるように、それはまるで“夢見た軌跡”。
そして二人は周りに誰もいないかのように美しい景色の中でダンスを踊るのです。
このシーンを観たあとの気分:今はとにかく微笑んで見守っていよう。
『シンデレラ』(2015)-実写版
シーン:舞踏会でエラとキットがみんなの前で踊る瞬間
エラは、みんなが見ているとキットに伝えます。
すると「みんなは君のことを見ているんだ」と彼は答えるのです。
エラは素敵な女性で、キットはチャーミングな男性。そんな二人に見えているのはお互いだけ…。
このカップルが嫌いという人はきっといないでしょう。
このシーンを観たあとの気分:素晴らしすぎて、この気持ちをどう表現したらいいかわからない。
いかがでしたか?
素敵なシーンは、私たちの心を満たし、真実の愛は、何でもできるということを信じさせてくれます。
ダンスしながら掃除してみよう、歌いながら料理を作っていみよう─そんな気分でいたら、私たちも素敵な毎日を過ごせるかもしれませんね。
この記事で取り上げた楽曲
「ホール・ニュー・ワールド」
詞:ティム・ライス曲:アラン・メンケン
「カラー・オブ・ザ・ウィンド」
詞:スティーブン・シュワルツ 曲:アラン・メンケン
「キス・ザ・ガール」
詞:ハワード・アシュマン 曲:アラン・メンケン
「美女と野獣」
詞:ハワード・アシュマン 曲:アラン・メンケン
「輝く未来」
詞:グレン・スレーター 曲:アラン・メンケン
「これが恋かしら」
詞・曲:マック・デイビッド/ジェリー・リビングストン/アル・ホフマン