大好きなディズニー映画の風景を実際に旅することができたら…そんな願いを叶えてくれる写真集を紹介します。今回は『眠れる森の美女』のモデルになった風景を訪ねてみましょう。
おとぎの国に迷い込んだ、深い森に眠る城
写真:123RF.COM
[ドイツ:ホーエンツォレルン城]
フリードリヒ・ヴィルヘルム4世が再建したホーエンツォレルン家の居城。創建は11世紀ですが、1850年から改築され、現在は15世紀の姿が忠実に再現されています。軍事面での貢献度が高く、中世騎士が求めた機能美が追及されました。標高約900mに位置し、天候条件に恵まれれば雲海に浮かぶような幻想的な光景に。
ピエールフォン城
コンピエーニュの森に囲まれた城は、いかにも童話に出てきそうな佇まいです。内部もみどころが多く、見学ツアーも開催しています。
写真:Chateau de Pierrefonds
[フランス:ピエールフォン城]
14世紀後半建造の要塞を、19世紀にナポレオン3世が建築家ウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュクに居城として修復を依頼。はね橋や石落としなど中世ヨーロッパの城郭建築の特徴が見てとれ、映画のロケ地になったことも。
ユッセ城
城内にはオーロラ姫が目を覚ましたシーンも再現されています。小さな一室は油断すると通り過ぎてしまうほど、城内の奥深くに隠されています。
写真:123RF.COM
[フランス:ユッセ城]
17世紀、童話作家シャルル・ペローはこの城に魅せられて、『眠れる森の美女』を執筆したといわれています。城内では、ペローの物語をもとに、登場人物の蝋人形がシーンを再現し、訪れる者をおとぎ話の世界へ誘います。16世紀の調度品なども展示されており、当時の様子を垣間見ることができます。現在はブラカス伯爵の私邸となっていますが、見学が可能です。
『眠れる森の美女』のシーンをチェック!
『眠れる森の美女』には2つの城が登場します。オーロラ姫とマレフィセントの城。どちらも中世のゴシック様式で石造りの重厚な造り。オーロラ姫の城は小高い丘に立ち、周囲に城壁をめぐらせて、敵の侵入を防ぐ頑丈な印象を与えています。
城の全景。14世紀の雰囲気を再現するため、ルネサンス以前の様式を取り入れているように見受けられます。空にそびえる尖塔が力強さを物語っています。
マレフィセントの呪いで暗雲が立ち込めるオーロラ姫の城。国じゅうの糸車が集められ、多くの民衆が見守る前で燃やされました。
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