世界のディズニーパークのオープン当時の地図や改築後の地図、ラフスケッチなどを収録した貴重な資料集「世界のディズニーパーク絵地図 夢の国をつくるための地図と原画」が本日発売されました。
こちらには、1955年にオープンした最初のディズニーランド・パーク(カリフォルニア)から、東京ディズニーリゾート®や、上海ディズニーランドまで、それぞれパークのオープン当時の地図や改築後の地図だけでなく、開発計画の最初の段階に描かれたラフスケッチに、原画、全体像のコンセプトアートなどの貴重な資料が豊富に掲載されています。手書きで描かれたパークのマップは眺めているだけでも、楽しい気分を味わうことができます。
また、ウォルトがプレゼンテーションに使用した、ハーバート・ライマンに描いた画稿も収録され、さらにはオープン当時1983年の東京ディズニーランド®のマップ(A2変形判)が付録についています。
この1冊があれば、夢の国が生まれる過程の一部をのぞき見ることができるのです!
今回はDAILYの皆さんに、ほんの一部だけですがご紹介しますね♪
魔法の王国の誕生 ディズニーランド
ディズニーランド・パーク(俯瞰図)作者:ハーバート・ライマン 1953年
ディズニーランドは単なる地図の上の小さな点ではなく、私たちの感覚を呼びさまし、生きる喜びを与えてくれる場所なのです。
これまで何百万という人から"地上でもっとも幸せな場所"と呼ばれてきたディズニーランドは、当初敷地面積100エーカーでスタートしました。ゲストそれぞれにこの広大な敷地を案内し、かつひとつひとつのイベントや見どころを紹介するのは至難の業。
そこで、ディズニー社はガイドマップの作成に取りかかりました。これは、ひとつの新しい国の地図をつくるようなもので、必然的に手のこんだアート作品のようなものになりました。そしてこの地図は、ディズニーランドという魔法の国の新しいコンセプト・理念を如実に表しているのです。
ウォルトは、ディズニーランドについてこう話しています。
「ディズニーランドはけっして完成しません。世界に想像力というものがあるかぎり、成長をし続けるのです。」
ピーター・エレンショウの描いたディズニーランドの予想図を紹介しているウォルト(1954年)
ディズニーランド・パーク「トムソーヤ島」探検マップ原画
作者:ハーバート・ライマン 1956年
ディズニーランド・パーク ファンマップ
作者:サム・マッキム 1958年
世界への展開
東京ディズニーランド、東京ディズニーシー
1980年代、ウォルト・ディズニー・カンパニーは、また別の新しい道を切り開く大事な時期を迎えました。ミッキーマウスの誕生以来、世界中がディズニーは次に何をもたらしてくれるかと期待するようになっていました。そして、それに応えるようにディズニーのテーマパークはアメリカから世界へと踏み出したのです。
1983年4月15日、東京に隣接する千葉県浦安市にアメリカ以外で初めてのディズニー・テーマパーク、東京ディズニーランドが開園しました。東京ディズニーランドでも地図は新しい冒険へと導くガイドとなりました。
東京ディズニーランド ファンマップ
作者:テリー・スミス 1981年
東京ディズニーランド「プーさんのハニーハント」100エーカーの森エリアマップ
作者:ボブ・パレット 1999年
東京ディズニーシー マーメイドラグーン「アリエルのプレイグラウンド」
作者:リチャード・グティエレ 2000年
東京ディズニーランドのオープン当時のマップには、ファンタジーランドとトゥモローランドを結ぶスカイウェイが描かれていますね!わかりましたか?
ディズニーパークが大好きな方には、ぜひ本書を手に取って、たくさんのマップを眺めながら、夢の国がどんな願いで作られてきたのかの歴史を知りつつ、パークでの幸せな気持ちを追体験してみてはいかでしょうか?
「世界のディズニーパーク絵地図 夢の国をつくるための地図と原画」
5月26日発売
東京ディズニーランド1983年マップ(A2変形判)の付録付き
価格:¥3,500(税別)