『モアナと伝説の海』劇場公開から1年が過ぎました。美しい大自然のアニメーション、優しさと強さを身につけていくモアナの成長のストーリー、可愛らしいキャラクターたちと、耳を離れない壮大なメロディ。この作品にまつわる全ては、思い出しても胸が熱くなりますよね。そして、モアナを常に導き、励ましていたタラおばあちゃんの言葉は、どんな人にも届く普遍のメッセージです。今日は、彼女が伝えるメッセージから、大切な生き方のアドバイスを7つお届けします。
【1】伝説を信じる
映画の冒頭で、タラおばあちゃんは、どんなふうにテ・フィティの<心>が盗まれたのかを話しています。いつか沖に出ていく者がその心を見つけ、マウイを探し出し、テ・フィティに<心>を返すために一緒に海を渡り、それによって島のみんなが救われる、のだと言っていました。トゥイ村長は村の子どもたちにその話をしないように、タラおばあちゃんを制していましたが、おばあちゃんはそれが現実になることを知っていました。他の人が何と言おうと、自分の心に従うべきときがある、ということを、彼女は教えてくれているのです。
【2】砂浜でのダンスを楽しむ
タラおばあちゃんはよく砂浜で踊っていました。彼女にとって海はいたずらっ子。モアナにも海と仲良くするように話していました。私たちも、このせわしない毎日の中で、時々は心を解き放って、静かな時間を味わう余裕を持つことが大切です。そして、美しい世界、自然に包まれる感覚を心身に取り込むのです。
【3】好きなものを見つけたらそれを追究する
タラおばあちゃんはモアナに歌っていました。自分の好きなものがわかったら自分を見つけたってことだよ、と。彼女は自分が好きなものを知っていて、自分が何者かも知っています。そしてそのことを受け止め、堂々としています。ステキですね。
【4】自分の内なる声を聞く
タラおばあちゃんはモアナにいつも言っていました。自分の心の声、つまりどこへ向かうべきかを示している声を聞きなさい、と。私たちはみんな、するべきことを知り、行くべき所へ行く直感を持っていますが、その声を聞くということがとても難しいのです。彼女はそれでも、私たちに夢を追求する大切さを繰り返していました。
【5】自分の声が聞こえたら他の人も助けてあげる
タラおばあちゃんは、モアナに祖先の歴史を知る準備ができるのを待ち、そこから適切な質問をすることで、モアナ自身が答えを見出す手伝いをしました。誰かに何か大切なことを伝えたいとき、質問をするのがベストの場合もあるのです。「何か知りたいことがあるの?」と。
【6】愛する人たちはいつもあなたと共にいることを知る
モアナは自分の声に気付くために、島からもタラおばあちゃんからも離れなければなりませんでした。自分が何者かに気付き、それによってやるべきことを見出したとき、愛する人たちと一緒にはいられないときもあります。でも、おばあちゃんはモアナに「どこに行っても一緒にいる」と、伝えました。
【7】自分は誰なのか、どこから来たのか、を思い出す
タラおばあちゃんの知恵には圧倒されっぱなしです。劇中、感嘆させられる瞬間がたくさんありましたよね。彼女がモアナに歌っていたように、愛する人があなたを変える、学んだことがあなたを導く。そして、内なる小さな声を黙らせることは誰にもできない、のです。祖先と彼らの物語を感じることで、私たちは自らの居場所を知り、どこへ向かうべきかを悟るのです。
いかがでしたか?
タラおばあちゃんの伝えようとしていたことは、私たちの日常のいろいろな場面でも、たくさんの気付きをくれるのかも知れません。「モアナと伝説の海」には、モアナの元気や勇気だけでなく、迷ったとき、心に恐れがあるとき、先がわからなくなったとき、悩みを誰にも言えないとき、小さくなった心に見出せる光があるかも知れません。そんなときはいつでも観返して、タラおばあちゃんに触れてみてください。
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