2016年に公開された『ファインディング・ドリー』から、9つのトリビアをご紹介します。いくつご存知でしょうか。ご家族、お友だちと、ぜひ話してみてくださいね。
【1】ストーリーを考案するにあたり、制作スタッフは心理学を研究
前作『ファインディング・ニモ』(2003)での冒険を経て、ドリーはマーリンとニモという、新しい家族のような存在を見つけました。自身の過去について思い悩みながらも、新しい家族としての彼らに順応していく彼女の心理状態を理解するために、アニメーターたちは養子縁組における順応性について、心理学の観点から研究したのだそうです。
【2】ニモの声優は13年の時を経て…
『ファインディング・ニモ』(2003)でニモ役を演じていた声優のアレクサンダー・グールドは、『ファインディング・ドリー』(2016)の際には22歳になっていました。『ファインディング・ドリー』のニモ役としては、新たに、12歳のヘイデン・ローレンスが選ばれましたが、『ファインディング・ドリー』にもアレクサンダー・グールドはカメオ出演しているのです。トラック運転手のカール役です。お気づきでしたか?
【3】アルバート・ブルックスのアドリブ!
心配性なニモの父親マーリンを演じたのは、『ファインディング・ニモ』に引き続き、アルバート・ブルックス。コメディアンの彼はアドリブをたくさん入れているようです。
【4】ハンクの足が7本なのには理由がある
タコのハンクのとがった足は、体とは別にデザインされました。その後、体に合わせてみようとすると入りきらず、通常のタコは8本足ですが、7本しか付けることができませんでした。そのため、7本足のタコということで脚本を調整したのです。
それから、これもちょっとしたトリビアですが、足1本につき、50の吸盤が描かれているそうです。つまり7本で、吸盤は合計350個!
【5】この作品以外でも共演していた出演者とは?
『ファインディング・ドリー』の撮影にあたり、『ファインディング・ニモ』のキャストの多くが、再会を果たしたわけですが、カリフォルニアアシカのフルークとラダーもそうでした。テレビドラマ『ザ・ワイヤー』(日本放映2002~2008)で長年共演していた、イドリス・エルバとドミニク・ウェストです。彼らにとっても『ファインディング・ドリー』の現場は『ザ・ワイヤー』以来の懐かしい再会だったでしょうね。息のあったところを見せてくれています。
【6】鳥のベッキーは、プロダクションマネージャーの名前
プロダクションマネージャーのベッキー・ネイマン本人は、こんな変わり者には似てないと言い張っているようです。
【7】ドリーにくじら語を教えたのはデスティニー
とは言っても、彼女はくじらでなくジンベイザメですから、ドリーの理解もその程度だったということでしょう。
【8】ハンクの陰影を付けるのに苦労したそう
アニメーターたちが、ハンクに特別な質感と色を出し、時には周囲にまぎれることができるような陰影を表現するのに22週間かかったといいます。通常は約8週間で済む作業のようです。それでも大仕事ですけどね。
【9】絵コンテが103,639枚
たとえば『トイ・ストーリー3』(2010)の絵コンテは49,651枚だったことを比較にすると、その数の膨大さがわかるでしょうか。489,240,840コマのアニメーションフレームがこの1作品で作成されました。
いかがでしたか。
制作スタッフたちの作品に込めた熱が伝わりましたでしょうか。
ぜひ何度でも観返してみてくださいね!