『塔の上のラプンツェル』(2010)はなんて素敵な映画なのでしょう。おなかを抱えて笑っちゃうようなやりとり、素晴らしい歌とダンス、息をのむようなアクション、そして、涙を流さずにはいられない、美しくて心あたたまる物語。すべてがぎっしりと詰まった、とっても贅沢な映画です。
そのなかでも、ラプンツェルとフリンの恋模様は格別!
さあ、ぎこちなくて微笑ましい、ふたりの恋路をちょっとだけのぞいてみましょう。
こちらが、ラプンツェル!
彼女はかわいくて優しくて勇気のある、とっても最高な女の子なのです!
そしてこちらが、フリン!
美青年だけどナルシスト。でも、トラブルにはめっぽう強いんですよ!
ふたりは出会いました。
どうです? 素敵な物語が始まりそうな予感がするでしょう?(まあ、ふたりの出会いはとても最高とは言えないものだったのですが……。)
フリンはちょっとお茶目な冒険家。ラプンツェルは外へ出たことはないけれど、とても好奇心旺盛な女の子。
フリンがたまたま森の中でラプンツェルの住む塔を見つけたことからふたりは出会います。ほらほら、楽しい恋物語のにおいがしてきませんか?
出会ったふたりは、一緒に旅をすることに決めました。その道中、顔は怖いけれど心は優しい、チャーミングな悪党たちに出会います。
最初は怖がっていたラプンツェルですが、すぐに彼らと仲良しになってしまいます。まさか、酒場でたむろしている悪党たちの心も奪っちゃうなんて。ラプンツェルには本当にかないませんね。
森を抜ける旅のあいだ、様々なトラブルが彼らを襲います。
自然と、ふたりはお互いを助け合うようになっていきました。
たとえば、フリンは追いかけてくる兵士たちからラプンツェルを助け出します―――いや、待ってください。違いました。ほんとうは、兵士に捕まりそうになったフリンをラプンツェルが救ったのでした。
それから、フリンが溺れそうになったラプンツェルを―――いやいや。また、間違えてしまいましたね。ここでも、溺れそうになったフリンをラプンツェルが魔法の髪の力で助けたのでした。
つまり、まあ、フリンはいつもラプンツェルに助けてもらえてラッキーということです。
こうして、ふたりは友情をはぐくんでいきます。それが、恋心にかわるまでは、もうちょっと。
ほら、もう、恋になりそう!
そして、フリンは気づきます。ラプンツェルのことが、好きだと。
この表情を見てください! すっかり恋に落ちてしまった顔です!
それから彼は、ラプンツェルに素敵なプレゼントを贈りました。
湖から見える、夢のような景色です。
フリンはふたつのランタンを持っています。このランタンが、世界でいちばんロマンチックな空間を演出しました。ハンカチ無しには見ていられませんね。
せっかくいい雰囲気なのに、マザー・ゴーテルが乱入! 一悶着起きてしまいます。
でも、きっと、ふたりなら乗り越えられるはず。
フリン、死なないで!あなたのことが大好きなの!
マザー・ゴーテルにナイフで刺されてしまったフリン。でも、ラプンツェルの涙が彼の傷を癒しました。そう、彼女の魔法の涙が。
(またしても、フリンはラプンツェルに助けられたわけですね。)
ふたりは強く抱き合います。
こんなハグ、うっとりしちゃいますよね!
彼らはついに、結ばれました。
ふたりの未来は重なりあい、決して離れることはありません。
その後、ふたりはずーっと幸せに暮らしました。まるでラプンツェルの髪くらい長い間ずーっとです!
さあ、これがラプンツェルとフリンの素敵な恋のおはなし!
あなたは、どこにキュンとしましたか?