『マンダロリアン』を最初に見始めた時、この一匹狼のハンターが、自らが救い出したザ・チャイルドとふたりで「クラン・オブ・ツー」なる一族を立ち上げることになるなど、誰が予想しただろう? さて、シーズン2の最初の(そして待望の)公式予告編(と素晴らしい新キー・アート! )が解禁された。この映像から、今後の展開をチラリと垣間見てみよう!
「クラン・オブ・ツー」としていわば一心同体の存在となったマンドーとザ・チャイルドだが、彼らの旅はまだまだ始まったばかり。公開したての新予告編から、私たちの5大お気に入り場面を以下に挙げていこう。
1. これって……ホーミー?
シーズン1では、テーマ曲に使われたバス・リコーダーの音色がルドウィグ・ゴランソン作曲のほれぼれするようなサウンドトラックへの誘い水となっていた。新シーズンでは、その劇伴(げきばん)にさらなる広がりが期待できそうだ。というのも、映像の冒頭、レイザー・クレストが再びその雄姿を現すのだが、そこで使われているサウンドに新たな器楽編成やホーミーを思わせる喉歌をしっかりと聞くことができるからである。スター・ウォーズ銀河の一辺境で繰り広げられるこの物語の独自性構築にひとかたならず貢献しているのが、サウンドトラックであるのは疑いの余地もないことだが、そこで刻まれるビートは、私たちの高鳴る胸の鼓動にピッタリと呼応し、新章への牽引役をこれ以上なく果たしているように思える。
2. このまとめ方はじつにエレガント
シーズン1の最終チャプターでは「マンダロア・ザ・グレートがジェダイと呼ばれる魔術師の一団と戦ったという昔話がある」とアーマラーが話す場面があるが、予告編ではその説明箇所をうまくまとめ、視聴者に思い出してもらうよう工夫している。アーマラーは「クラン・オブ・ツー」のためにマンドーに為すべきことを伝えるが、その再確認にはじつにうまいやり方と言えるだろう。マンドーの使命は、ザ・チャイルドが仲間の種族と再会するまで面倒を見ること。それが「我らの道」だ。
3. Xウイング、タイ・ファイター、そしてスピーダー・バイク!
興味深いことに2機のXウイングがレイザー・クレストと並走飛行している。これらパイロットは味方か……それとも敵なのか? また、銀河帝国が崩壊した後でも、銀河には依然としてその存在感が色濃く残っている様子がうかがえる映像でもある。
4.「どこへ行くにも一緒だ」
輝くベスカー鋼ヘルメットに冷たい霜を残す氷の洞窟から、ガモーリアン剣闘士が戦うリングの脇にある席と思しき場所に至るまで、マンドーとザ・チャイルドはどこへ行くにも一緒だ。このふたりにとって、それ以外の方法などないのである。
5. 身をかがめて蓋をしろ
しかし、銀河は時として危険極まりない場所となる。事態は必然的に暴力を呼び、ブラスターが抜かれる事態へと発展する。あえて刃向かってくる敵にマンドーがひとりで対処する場合など、ザ・チャイルドは、浮揚ベビーカートの中に退避しなくてはならないということをちゃんと心得ているのだ。
では以下の予告編をご覧あれ!
『マンダロリアン』を、そしてお気に入りのスター・ウォーズ映画やシリーズをDisney +(ディズニープラス)で視聴しよう!
Starwars.com 2020/9/15の記事
筆者略歴
アソシエイト・エディターのクリスティン・ベイバーは、ライターであり、「This Week! In Star Wars」「 The Star Wars Show Book Club」の主催者であり、その尽きることのない好奇心ゆえ、つねに「あとひとつだけ質問をいいですか?」が口癖のSF全般を得意分野とするナード(オタク)である。彼女は時々「キター、トラップ!」と口走る。いや、まったく罠など見当たらないのだが……。もしあなたが「こんなにスゴいスター・ウォーズ・ファンがいるよ」という情報をお持ちならTwitterにアクセスし、@KristinBaverまで是非その旨を伝えてほしい。