
モールの声を演じたサム・ウィットワー
『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』(2026)の予告編では、滑らかだがすごみのあるあの声で、モールが視聴者を誘う──帝国支配下の銀河の姿をその目を凝らして確かめよ、と。2026年1月22日、最初のティーザー予告とポスターが公開された本作。ファンはパルパティーン統治の黎明(れいめい)期に展開される惑星ジャニックスと暗黒街の陰謀を初めて目にすることになる。
『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』は2026年4月6日よりディズニープラスにおいて2話単位でプレミア配信が開始。5月4日のスター・ウォーズの日に最終回を迎えるスケジュールとなっている。
『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2008-2020)後の世界を描いた、パルプ雑誌スタイルの冒険物語において、モールは帝国の手が及ばない惑星を舞台に、犯罪シンジケートの再建をたくらむ。モールはそこで、夢をなくした若きジェダイ・パダワンと出会い、この者こそが、果てなき復讐の道を共に歩む弟子となる存在なのかもしれないと考える。
声優陣は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014-2017)等でモールの声を担当したサム・ウィットワーが再びモールを演じる他、ギデオン・アドロンがデヴォン・イザラ役、最近ゴールデン・グローブ賞®を受賞しアカデミー賞®にノミネートされたワグナー・ムーラがブランダー・ローソン役、リチャード・アヨアデがトゥー=ブーツ役というラインナップ。ランダーとトゥー=ブーツのデュオは、今年3月から始まる本作の前日譚(たん)となるマーベル・コミックスのシリーズにも登場予定。これも舞台はジャニックスだ。
『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』のアニメーションのスタイルは、初お目見えとなるジャニックスのダークな都市景観を象徴した様式美に、ガラスその他の物理的要素を絵画的筆致で描く、昔ながらの手法を組み合わせたものとなっている。

英語版ポスター
「撮影照明&VFXディレクターのジョエル・アーロンはあえて昔ながらのプラクティカル・エフェクト(実際に物理的に物を使った効果)の手法を導入したんだ。ガラスに実際に筆で描いて撮影し、その筆使いをショットに配置するというね。これで、ワンランク上のクオリティに仕上がった」と、ルーカスフィルム・アニメーションのエグゼクティブ・プロデューサー兼副社長であるアテナ・ポルティロは語る。「彼はキャンバスにマット・ペインティングを施すという手法に回帰したわけだ。私たちが手がける作品には毎回それぞれ課題が課せられるけど、今回はとくにハードルが上がったね。また、キャラクターの顔や体の動きに関しては、以前の作品よりも滑らかにしたいと考えてた。アニメーション・ディレクターのキース・ケロッグは、CGCG社及び社内のアニメーション・チームと緊密に連携して、主要キャラクターたちの演技を向上させているよ」
5週間で10のエピソードが配信される『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』では、スター・ウォーズの物語が連続ドラマ形式で展開される。
「本作は全編にわたって各話の繋がりが非常に密で、連続性の高いものになっている」と、エグゼクティブ・プロデューサー兼スーパーバイジング・ディレクターのブラッド・ラウは述べる。
「そして、これは超ハイペースで進行する話でもある」と、エグゼクティブ・プロデューサーのマット・ミクノベッツはが付け加える。「ジェットコースター的展開のスリル満点、アクション満載の作品を作りたかった。だから、ジョージ・ルーカスに『スター・ウォーズ』でインスピレーションを与えたとされる、昔の名作連続活劇映画に惜しみないオマージュをささげているよ。そして、本作には、物語をどんどん展開させるにはまさにうってつけのモールというキャラクターがいるしね」

ジャニックスへようこそ
物語はジャニックスという、ノワール感漂うダークな街が舞台だ。モールはここで、飽くなき復讐と、裏社会における権力を追求する。

「ここはゴッサム・シティ的要素やメトロポリス的要素を合わせ持ちつつも、やはり100%スター・ウォーズといえる都市。さまざまな階層構造を持つ場所」だとミクノベッツは語る。「惑星のクレーターの中に築かれた都市で、帝国の手はまだ及んでいない。民主主義と法治が機能していて、警察機構が自らのコミュニティを監視している。犯罪組織やギャングにとってはおいしい環境だけど、今のところ彼らの間では、ビジネスにおける利益を考え、紳士協定が結ばれているといった状況なんだ」
『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』が描くのは犯罪シンジケートの存在や、モールのジャニックスでの裏取引だけではない。ここでは、オーダー66からわずか数年後、帝国が急成長してゆく中、尋問官たちや『スター・ウォーズ:アソーカ』(2023)シーズン1で初登場したマロックも再びその姿を現す。
「帝国はコア・ワールドを起点に手を広げ、銀河を統合しつつあり、尋問官らの力はかつてないほど強力になっている」とミクノベッツは説明する。「尋問官らはジェダイやその他フォースの使い手たちを狩ったりと、ありとあらゆる非道行為に手を染めている。帝国のジワジワと進む支配に、銀河全体が対処しようとしている。それぞれのグループがそれぞれに異なる認識を帝国というものに対して持っていて、みんなはまだよくわかっていないんだ。尋問官も同様。彼らは闇の中からやってきた秘密の傭兵(ようへい)、と捉えられていて、謎の存在だ」

もう「ダース」の名は捨てた
本作は、モールを再び視聴者に紹介する──シス・マスター、ダース・シディアスに捨てられた後、クローン戦争の戦火で鍛え上げられた、かつてないモールの姿を。
「サム・ウィットワーとの仕事は最高に楽しいものだよ」とラウは語る。「彼はモールというキャラクターに深さをもたらしてくれた。スター・ウォーズに関する豊富な知識を活かし、モールを私たちにとってリアルな存在にしてくれたんだ。本当に素晴らしいコラボレーターさ」
予告編にはモールが「茶」をたしなむ場面が映し出されている。通常は激しく戦う姿しか見せないモールだが、これは静かなる思索の時なのだ。
「サムを含め、私たち全員が、この作品でモールの新たな一面を発見し、驚いてる。ファンの皆さんにもきっと喜んでもらえるはず」とラウは言う。
茶道具セット一式のデザインはアート・ディレクターのアンドレ・カークとラウが共同で行った。
「作品中、モールがデヴォンと茶をたしなむシーンがあるけれど、モールの演技には、サム・ウィットワーが日本で実際に茶道を体験したときに学んだニュアンスが見て取れる」とポルティロは付け加える。
ウィットワーは、新キャストを銀河に紹介する上でも重要な役割を果たした。
「デヴォン役のギデオン・アドロンはこの作品に必要な現実味やリアル感を最高の形でもたらしてくれている」とラウは言う。

「デヴォンは困難な時代を生きる若者。かつて手にできると思っていた未来はもう来ない、ということに気づき、新たな時代に適応することに必死な少女なんだ」とミクノベッツは付け加える。
「彼女は善と悪の間で葛藤しているけど、同時にある種の純粋さも持ち合わせてる。サムと一緒に録音ブースにいるギデオンを見ていると、まるでモールとデヴォンのやり取りを見ているみたいなんだ」とポルティロ。「彼はマットやブラッドと一緒に、彼女に教えているんだ。スター・ウォーズの物語や、デヴォンというキャラクターの何たるかについてね」
モール役のサム・ウィットワー、デヴォン・イザラ役のギデオン・アドロン、ブランダー・ローソン役のワグナー・モウラ、トゥー=ブーツ役のリチャード・アヨアデに加え、本作にはマスター・イーコ=ディオ・ダキ役のデニス・ヘイズバート、ルーティ・ヴァリオ役のクリス・ディアマントポロス、ライリー・ローソン役のチャーリー・ブッシュネル、ルーク・カスト役のヴァネッサ・マーシャル、スパイボット役のデヴィッド・W・コリンズ、マロック役のA・J・ロカシオ、イカロス役のスティーブ・ブラムらが出演。モールの歴史や主要キャラクターたち、物語の舞台についての詳細は本作のデータバンクをご覧あれ。
『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』は、ジョージ・ルーカスが生み出した「スター・ウォーズ」とそのキャラクターをベースにデイヴ・フィローニがクリエイトした作品。本作の開発はデイヴ・フィローニ及びマット・ミクノベッツが担当し、ブラッド・ラウがスーパーバイジング・ディレクターを務める。エグゼクティブ・プロデューサーはデイヴ・フィローニ、アテナ・イヴェット・ポーティロ、マット・ミクノベッツ、ブラッド・ラウ、キャリー・ベック、ジョシュ・ライムズ。コ・エグゼクティブ・プロデューサーを任じるのはアレックス・スポッツウッド。
モールの復讐の旅はどこまで続く? 2026年4月6日、ディズニープラスにて配信開始となる『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』で要チェック!
Starwars.com 2026/1/22 の記事