
やあ、ハリウッド!
伝説のジェダイ・マスター、オビ=ワン・ケノービを25年間演じてきたユアン・マクレガーが、(2024年9月12日)木曜日の朝、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(ハリウッド名声の歩道)の「星」の授与式において友人や家族から祝福を受けた。マクレガーの星は映画カテゴリーの2789番目にあたり、故キャリー・フィッシャーを称(たた)える星からわずか数フィート離れた場所に位置している。
「ハリウッド・チェンバー・オブ・コマース(商工会議所)は、この授与式においてユアン・マクレガー氏の素晴らしいキャリアと功績を称えることができ、大変嬉しく思います」とウォーク・オブ・フェームのプロデューサーであるアナ・マルティネスは語る。「氏が演じた、スター・ウォーズという作品を象徴するこのキャラクターは、長きにわたりついえることのない影響を世界中のファンに与え続けています」
ユアン・マクレガーは26歳のとき『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)において、初めてオビ=ワン・ケノービを演じた。マクレガーは、子供の頃からのスター・ウォーズ・ファンで、兄と一緒に旧3部作の映画を観た楽しい思い出があるのだという。はるか彼方の銀河に行ってみたいという彼の熱い思いは以来薄れることなく、もっとも新しいところでは6話構成の2022年の実写シリーズ『オビ=ワン・ケノービ』で再びオビ=ワン・ケノービを演じている。
ハリウッド・ブルバード(大通り)での式典はマイク・ミルズのスピーチで始まった。ミルズは2010年の映画『人生はビギナーズ』でマクレガーとタッグを組んだ脚本家/監督だ。この映画はミルズの個人的プロジェクトの意味合いが強かったが、彼は同作製作時においてマクレガーから受けたサポートや、役に全身全霊を捧ぐマクレガーの様子をこう語っている。
「彼は意欲をみなぎらせながら『自分はとても好奇心旺盛であり、今までやったことのないことをやりたい。やる気は満々だ』と言ったんだ」とミルズはマクレガーの同作に対する姿勢について語る。「彼の演技のすべてにそういったことが表れているように感じる。この人物はこの作品を愛し、すこぶる意欲的なんだってことがね」
ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星の栄誉に浴するユアン・マクレガー。
ユアン・マクレガーと肩を組むヘイデン・クリステンセン。俳優仲間であり、共演者であり、オビ=ワンにとってのアナキンである彼も式典に出席し──兄のように思っている──生涯の友について語った。
妻のエリザベス・ウィンステッド(『スター・ウォーズ:アソーカ』(2023)におけるヘラ・シンドゥーラ役)と共に。
俳優仲間であり、共演者であり、オビ=ワンにとってのアナキンであるヘイデン・クリステンセンも式典に出席し──兄のように思っている──生涯の友について語った。
「ユアン・マクレガーは偉大なる俳優の一人であり──」とクリステンセン。「そして私の意見では、地球上でもっともクールな人物ですね」
クリステンセンは『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)の撮影に向け、初めてユアン・マクレガーに会ったときのことを語る。すでに彼の作品のファンだった彼は、オーストラリアでの撮影でマクレガーに会うのを楽しみにしていた。そしてその結果は、期待を裏切らなかった。
「本当に──俳優としてだけでなく、人としても──特別な人に会っているんだって、すぐにピンときました。私は友に会っていたんです。その友は、後に私の両足を切り落とし、火山の斜面に置き去りにしてしまうわけですが」とクリステンセンはジョークを飛ばす。
「彼がこのキャラクターを体現しているのを見るのは、魔法を見ているかのような気分にさせてくれますね……単なる演技ではなく、なにかそれ以上のものを信じさせてくれている、みたいな。単にオビ=ワンを演じていたというのではない。彼はオビ=ワンだった。オビ=ワンその人なんです」
「みんなが望む最高のジェダイ・マスターでいてくれてありがとう。愛しているよ、兄さん」
マクレガーは受賞スピーチにおいて、満面の笑みを浮かべ、すべてのファンや仕事仲間に感謝の意を表した。
「この名声の歩道において、古き友人であるキャリー・フィッシャーの近くにいられることに、とても感動しています。私にとって大きな意味があることです」と彼は話す。
「創造的な人生を送れてすごく幸運だと思っています」とマクレガーは聴衆に語る。「こんなにもクリエイティブな人たちと一緒に物語を創ることができるのですから」
「私たちは集い、グループとして創造性を切磋琢磨し、世界を変えることさえ可能ななにかを作るんです。人に感じてもらい、考えてもらい、そういうことで人々が変わることができるなにかを。それこそが、この仕事の最高に素晴らしい特権だと思っています」
Starwars.com 2024/9/12 の記事
筆者略歴
ケリー・ノックスは、『スター・ウォーズ会話カード』、『Be More Obi-Wan』、『スター・ウォーズ: ダッドジョーク』の著者であり、『ジェダイの帰還: ビジュアルアーカイブ』の共著者でもある。彼女のダジャレはつねに意図的なものだ。