前回に引き続き、Disney+ (ディズニープラス)でMCUを見直す際に注目するポイントをアメコミ系映画ライターの杉山すぴ豊さんが解説!今回は登場するキャラクターを軸に2回目の楽しみ方をガイドします。
※<「SCREEN」9月号、Disney+ (ディズニープラス)特集記事>より
【GUIDE 2】ココが最高に“好き”なんです!推しキャラ目線で楽しむ必見ポイント
個性的!という言葉じゃ片づけられないほど、魅力的なキャラクターばかりが登場するMCUワールド。きっと誰もが自分の“推しキャラ”を持っているはず!というわけで、それぞれの“好き”ポイントをチェックしながら観る、推しキャラ目線での作品ガイドをどうぞ。惜しくも紹介出来なかったキャラクターも多数ですが、MCU箱推しの方もこれを機にイチ推しキャラを見つけて下さい!
※ここでは、すでにMCU作品を見ている前提で書いています(だからネタバレ含んだ内容となっています)
『アベンジャーズ』より
『マイティ・ソー バトルロイヤル』より
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』より
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』より
バトル終盤の無敵さにクギづけ!
ハルク(Hulk)in『アベンジャーズ』(2012)
「ハルク」という別人格を内に秘めるパワー系ヒーローなブルースは、普段はおだやかで心優しい人格者。あのトニーが認める程の研究者でもあり、二人の楽しげな共同研究シーンは癒しタイム♡そしてハルクの見せ場は終盤、ロキを片手でビタンビタンに床に叩きつけ「チョロい神だ」と捨て台詞。“スマッシュ”を許されたハルクは無敵!
普段とはまた違った一面にキュン
アイアンマン(Iron Man) in『アイアンマン3』(2013)
億万長者で皮肉屋の天才トニー。人を寄せ付けないように見えて実は寂しがりやでちょっと不器用なところも、かわいさしかない。本作では小学生と同じ目線で笑ったり怒ったり落ち込んだり、普段とは一味違う彼に会えちゃう。年齢は関係なく、その本質で接するトニーの良さが滲み出てる…!あとチャーミングな下まつ毛は宇宙の宝♡
裏テーマは三つ巴の“キャップ争奪戦”!?
キャプテン・アメリカ(Captain America) in『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
“アベンジャーズ”の精神的支柱&美尻担当キャップ。本作では死んだはずの親友バッキーと再会するも(だけどそのシチュエーションは複雑…)標的として狙われ、対テロ作戦部隊S.T.R.I.K.Eを率いるラムロウにも執着され、そこへ新たな親友サムも加わり…とある意味モテモテ。女性とはうまくいかないのに男性は引き寄せちゃうのもキャップの魅力♡
完璧じゃないところが一番ハッピー!
スター・ロード(Star-Lord) in『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)
お調子者でお人好しでちょっと間抜けなところもあるけど、完璧じゃないのが最高に魅力的!やる時はやる、お尋ね者チームの愛されリーダー。そしてあの言わずと知れた冒頭の懐メロでご機嫌なノリノリダンスシーンが最高♡見てるこっちまでハッピーな気持ちにしてくれる、それがどんな時でも人生を楽しむ天才スター・ロード!
矢を射るときの眼差しがたまらない
ホークアイ(Hawkeye) in『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
「的を外せない男」ホークアイは、仲間のピンチを放っておけない兄貴肌。矢を射る際の物憂げなベビーフェイスドヤ顔がたまらない…!そんなホークアイ大活躍の本作!そしてファンお待ちかねのバトルシーン後半のノースリーブ!これが引き算の魔法かぁ…。戦闘シーンに冴え冴えのジョーク、鍛えられたむっちり美腕を存分に鑑賞だ!
愛娘もみんな大好きな愛されキャラ
アントマン(Ant-Man) in『アントマン』(2015)
ほかが規格外すぎて埋もれがちだけどスコットだって負けてない!潜入の天才、陽気で誰とでも仲良くなっちゃうお人好し愛されキャラ。愛娘のキャシーがパパ大好きっ子なのはもちろん、窃盗団の皆や、当初スコットを警戒していた元妻の婚約者さえもみ〜んなスコット大好き!一緒にお食事したりキャシーの動画を見たり、なにこの幸せな世界…!
バトルシーンとのギャップにほっこり
ワンダ・マキシモフ&ヴィジョン(Wanda Maximoff & Vision) in『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
人体実験で能力を得たワンダと、人造人間のヴィジョン。生まれ変わって間もないヴィジョンは、普通の服を着たり料理してみたりと人間らしさの勉強中。落ち込むワンダのためにパプリカシュに挑戦するもちょっぴり失敗、食べ物食べたこと無いから……と言い訳する姿がもう十分人間っぽい。そうして絆を深めてゆくふたりなのでした♡
マントまでも虜にさせる至高の魔術師
ドクター・ストレンジ(Doctor Strange) in『ドクター・ストレンジ』(2016)
高慢で上から目線の元外科医な至高の魔術師降臨!冒頭、顔面どアップ(ご褒美シーン)から始まるという完璧なスタートダッシュ。ツンデレあの性格だと友達できないんじゃ……と思いきや、ウォンとは仲良くやってて和み。あと、浮遊マントの懐きっぷりが凄い。涙も拭ってくれる健気さ。マントさん、そこちょっとだけ代わって…!
コンビ感がたまらなくキュート!
ロケット・ラクーン&グルート(Rocket Raccoon & Groot) in『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)
皮肉屋で手癖の悪いアライグマ(って言われると怒る)と木のヒューマノイド。ふたりは以前コンビで賞金稼ぎをしており、ロケットはグルートの言葉を唯一理解できる親友。本作の冒頭ダンスシーンはベビー・グルートが担当!戦闘中の仲間たちに構われまくりつつノリノリに踊る姿がキュートすぎて……MCUのキングオブ可愛いを君に♡
息ぴったりすぎて仲良しなのがバレバレ!
ソー&ロキ(Thor & Loki) in『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)
パワー系筋肉おばけのソー&謀略系いたずらっ子なロキ。豪快な風貌とは裏腹にガラスハートな兄に、繊細そうに見えて案外打たれ強い弟というギャップもイイ…!3作目でのウルトラ可愛い兄弟コント「助けて!」では、幼い頃の力関係が垣間見えて…!(ロキどんまい!)息ぴったりなこのふたり、どう見ても仲よし兄弟♡
圧倒的な美で攻めまくる死の女神
ヘラ(Hela) in『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)
ソー&ロキ兄弟の前に現れた、恐怖で世界征服を目論むつよつよお姉ちゃんヘラ様…!登場時、ソーの愛槌ムジョルニアを片手で木っ端微塵にしちゃうお姉ちゃん!独創的なファッションも優雅に着こなすお姉ちゃん!彼女が歩いてるだけでそこがランウェイに。画面にいるだけで目が幸せなその圧倒的美しさは正真正銘の女神!
ここから始まるティ・チャラの成長物語
ブラックパンサー(Black Panther) in『ブラックパンサー』
漆黒のピタピタスーツがスマートなブラックパンサーことティ・チャラ。その素顔は超文明国家ワカンダの若き国王!まだ覚悟ができないうちに王位を引き継ぐことになった彼の成長を見守るのも楽しみのひとつ。お坊ちゃま育ちゆえの純粋さも母性本能をくすぐられまくりで、彼の周りに女性が多いのもなんだか納得!ワカンダ移住権ください…
トニー大好き!健気な忠犬っぷりが尊すぎ
スパイダーマン(Spider-Man) in『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
アベンジャーズ最年少の愛されキャラ。好奇心旺盛&非常に優秀な頭脳の持ち主で、トニーの大ファン!トニーを追いかけ宇宙まで来ちゃう忠犬っぷり。トニーがストレンジのマントに主人思いと言うと、「主人思いなら…」と名乗りを上げるわんこピーター。トニーもハッピーも我々も、彼の健気なわんこっぷりにメロメロ♡
強くて美しい“アベンジャーズ”のアネゴ!
ブラック・ウィドウ(Black Widow) in『アベンジャーズ/エンドゲーム』
大切な家族“アベンジャーズ”のやんちゃボーイズを優しく見守るみんなのアネゴ!ロシア生まれの超一流スパイという設定からして、すでにカッコよさが限界突破。孤独だった彼女が仲間を想いひとり涙するシーンはもらい泣き必至…!(そしてキャップに邪魔される。笑)守る為に戦える様になった彼女の強く美しい姿をしかと目に焼き付けよう!
いかがだったでしょうか?
MCUはちょっとしたセリフやさりげなく登場する人物、小道具が後々の大きな伏線になります。こうした視点で「あ、これは怪しい」とアンテナをはりながら、MCUを見直してみるのもいいでしょう。
掲載作品はDisney+ (ディズニープラス)で配信中!
※『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』『スパイダーマン:ホームカミング』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を除く©︎2020 Marvel