邪悪な王妃は、ディズニーが生み出した最初のヴィランズです。今ではヴィランズの代名詞とも言える、陰謀やたくらみ、そして邪悪な高笑いも、王妃がはじまりなのです。彼女は、その後続々と生まれてくるディズニーヴィランズに「ヴィランズとはこういうものである」というお手本を示してくれました。だから、みんなに愛され続けるキャラクターでもあるのではないでしょうか。
映画のシーンから、王妃がどういう人物だったのか見ていくことにしましょう。
王妃は素晴らしいキャラクターです。しかし、魔法の鏡にとっては、それほど素晴らしく映らなかったようです。
魔法の鏡は、白雪姫が世界でいちばん美しいと考えています。でもこの王妃はそれを受け入れることができません。
怒り心頭の王妃!彼女は、嫉妬で我を忘れるタイプのようです。白雪姫が王子とロマンチックな出会いを楽しんでいることに我慢ができません。
ここから、物語に影が差し始めます。
ところで、王妃はとてもいい生活をしていると思いませんか?このお城を見てください!
立派なお城!うらやましいですね。
王妃のマントにもご注目!
マントとえりのコンビネーションが素敵です。
こんなに良い暮らしを送っているのに、彼女は自分よりきれいな人間の存在を許すことができないのです。そして狩人に下した命令によって、白雪姫に危険が迫ります。
うらやましいといえば…こんなにみごとなクジャクの玉座も持っています!
邪悪な王妃は計画に失敗すると、苦肉の策を練ります。
自ら、醜い老婆に変身してしまうのです。
悪夢のような顔つきですね…。
それはもう、世界中の悪夢を集めたような醜さです。
さらには、みんなが大好きなリンゴに毒を盛るなんて頭がキレますね。
アップルパイはみんなの大好物なのですから。
王妃は、つかのまの勝利を味わいます。
かわいそうな白雪姫…。
結局、王妃は無様な敗北に…
王妃のドラマチックな輝きは永遠です。
それにしても見事な眉毛!
劇中のシーンを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回はヴィランズのお手本となった白雪姫の王妃を紹介しました。