仕事の途中や、ちょっと一息つきたいときにあるとうれしいおやつ。ディズニー映画に登場するキャラクターたちも、それぞれの場所で、その場所ならではのおやつを楽しんでいるようです。
『ズートピア』(2016)
"ドーナツ"はおやつの定番!
『ズートピア』に登場するおやつは、世界中どこへ行っても大人気のドーナツです。草食動物であるウサギとして初めて警察官になったジュディ・ホップス。肉食動物と草食動物が共に暮らす大都会ズートピアの警察署に意気揚々と赴任すると、受付にいるのが気のいいチーター、クロウハウザーです。そんな彼の大好物が、ドーナツ。
穏やかで素直な性格の彼。常にお菓子に囲まれているその丸い顔はもう首と一体化していて、チーターに見えないどころかアゴの下にドーナツが挟まっていても気づかないほど。

同僚がクロウハウザーにプレゼントするのも、大箱入りのドーナツ。それも2箱!同僚たちの思いがこもったドーナツは、受付でたくさんの動物たちの手助けをしているクロウハウザーを大いに元気づけたに違いありません。
『プリンセスと魔法のキス』(2009)
粉砂糖をたっぷり!甘~い香りの"ベニエ"
『プリンセスと魔法のキス』に登場するのは、ニューオーリンズ名物の揚げ菓子、ベニエ。"ベニエ"とはフランス語で、生地を揚げたものを指す総称だそうで、ここに登場するニューオーリンズ風のベニエは、四角い生地を油で揚げた、さっくり、もっちりしたドーナツのようなお菓子です。
いつか自分のレストランを持つことを夢見て、毎日懸命に働いてお金を貯めている少女ティアナ。ベニエは彼女が働くデュークの店の人気メニューであると同時に、ティアナが将来自分の店の名物にしようと考えているほどの得意料理です。お皿にのった揚げたてのベニエに蜂蜜をたらし、粉砂糖をたっぷり振りかけると、こちらまで甘い香りが漂ってきそう!

『オリビアちゃんの大冒険』(1986)
"チーズクランペット"のおいしさにメロメロ
『オリビアちゃんの大冒険』には、ロンドンが舞台のお話らしくイギリスの伝統的なスナック、クランペットが出てきます。クランペットは、発酵させた生地をフライパンで焼いた、パンケーキとイングリッシュマフィンの間のようなもの。イギリスでは朝食やおやつとしてとてもよく食べられているそうです。
名探偵バジルの家の家政婦ジャドソンさんが、オリビアちゃんに出してくれる、温かい紅茶とチーズクランペット。

このチーズクランペットは、パンケーキというよりカップケーキのような形状。オリビアちゃんはこのクランペットがとても気に入ったようで、バジルと捜査に出かける時にはポケットに何個も詰め込んでいきます。
『リメンバー・ミー』(2017)
期間限定!「死者の日」の"死者のパン"
『リメンバー・ミー』に登場する"死者のパン"は、日常的に食べるおやつではなく、故人の魂を迎えるお盆のようなメキシコのお祭り、死者の日の時期だけに作られるもの。人や骨の形をあしらい、オレンジピールとアニスで香りをつけた甘い菓子パンです。
10月の終わりから11月頭にかけてメキシコ全土で行われる「死者の日」には、各家庭に「オブレンダ」と呼ばれる祭壇が作られ、マリーゴールドの花やろうそくで飾りつけるほか、故人が生前好きだったものや、この死者のパンなどが並べられるそう。『リメンバー・ミー』の主人公、ミゲルの家にも立派なオブレンダが作られ、祖先の写真や花、パンが飾られています。

おやつはおいしいだけでなく、カロリーを補給できる上、作ってくれた人や出してくれた人の思いが伝わることで、さらにエネルギーを与えてくれる。そんな優れものなのかもしれません。
*本記事の作品公開年はアメリカ公開の年を記載しています

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