おなじみのディズニー/ピクサーの人気アニメーション映画には、本編では脇役のキャラクターを主役に据えた番外編がいくつもあります。本編の前に観ても、後に観ても、登場キャラクターたちにますます愛着が湧くことまちがいなし。微笑ましくて楽しくて、ちょっとした空き時間に観れちゃう短編作品をご紹介します!
『トイ・ストーリー』シリーズ
『ニセものバズがやって来た』(2012)7分
おもちゃの気持ちに寄り添い、その世界を今までにない視点から描いてみせた『トイ・ストーリー』シリーズ。その中でも、"おまけのおもちゃ"にスポットライトをあてたのが、バズ・ライトイヤー主役の番外編『ニセものバズがやって来た』です。
主役は、アンディやボニーの部屋にある本物のバズ・ライトイヤーではなく、ファーストフード・チェーンでもらえるおまけのおもちゃの小さなバズ、なんと身長8センチ。ハンバーガーやポテト、チキンナゲットなどのミールセットを買うとついてくる、アレです。
自分が誰かにもらわれる瞬間を今か今かと待つ"期間限定"の日々。でも、先に選ばれていくのは人気者で、選ばれないおもちゃ、または選ばれたのに子どもにポイッとされてしまうおもちゃたちには、切ない宿命が待っています。
本来、人気者のバズ・ライトイヤーですが、この小さいバズは展示用。展示ケースの中から出られない彼に、子どもと遊ぶ機会はこないはずでした。しかし、ある日、彼は本物のバズ・ライトイヤーと自分が入れ替わるチャンスを見つけます。結果、本物のバズ・ライトイヤーはファーストフード店に取り残され、捨てられたおもちゃたちの自助支援グループに参加することに。
自助支援グループとは、同じ問題を抱える人や家族が集まり、交流し、助け合う場。アメリカ映画ではよく見かける光景ですね。自助支援グループのおもちゃたちの告白を聞いたら、おまけのおもちゃたちにも愛着が湧くこと、まちがいなしです。
『レックスはお風呂の王様』(2012)7分
大きい体とは裏腹に、ガラスのハートのレックス。恐竜界では誰もが恐れる帝王だったはずなのに、おもちゃの世界ではすっかりいじられキャラになっています。
レックス主役の番外編『レックスはお風呂の王様』でも、仲間のおもちゃたちに「だいなしー(英語では"パーティ・プーパー/party pooper")」とからかわれますが、ボニーがレックスをお風呂に連れて行くと、浴槽のなかでくすぶっていたおもちゃたちを盛り上げるヒーローに!
ボニーのお風呂タイムが終わると、レックスが蛇口をひねってお湯を溜め、パーティを再開!彼が操作を間違うたびに逆にみんなは盛り上がり、お風呂場では大人気です。エレクトロニック・ミュージックの天才、BTが手掛けたパーティ音楽も最高です。
電池付きではなく、すぐ乾く素材のレックスは、陸水兼用のオールマイティなおもちゃ。自分の存在価値を見つけたレックスの一皮むけた姿をお楽しみに。
『ハワイアン・バケーション』(2011)6分
『トイ・ストーリー3』(2010)で気になる存在といえば、アンディの妹モリーの着せ替え人形バービーと、彼女がサニーサイド保育園で出会って恋に落ちるケン。世界的に人気のあるおもちゃだけに、ファンが多いのは当然ながら、同作における、なんとも三枚目なケンが気になって仕方ない方も多いのでは?
そんな方に向けて、ケンのキャラクターをさらに掘り下げて贈るのが、番外編の『ハワイアン・バケーション』です。
ボニーが冬休みに家族とハワイ旅行に行くことを知ったケン。それに便乗し、バービーとロマンチックなハワイアン・デートを実現しようと計画を立てていたものの、なんと置いてきぼりにされてしまいます。殻に(ボニーのバッグ)に閉じこもり、落ち込むケン。バービーからケンの計画を聞いたおもちゃたちは、ボニーの部屋で最高の"ハワイ旅行"を演出すべく奮闘します。
友だち想いのおもちゃたちが、部屋にあるものでハワイらしさを出すさまざまな工夫は、子どもと遊ぶときに使えそうですね。見どころいっぱい。そして、ピュアで不器用でちょっぴり三枚目なケンの姿がやっぱり微笑ましいのです。
サウンドデザイナーとしてアカデミー賞を受賞したこともあるゲイリー・ライドストロム監督のこだわりの音にも注目ください!
『モンスターズ・パーティ』(アメリカ公開2014)5分
『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013)の後日談となる『モンスターズ・パーティ』は、リズム感も遊び心もオチも満載の1本。製作総指揮を務めるのは、『モンスターズ・ユニバーシティ』の監督で、ディズニー/ピクサー最新作『2分の1の魔法』のメガホンもとったダン・スキャンロン監督です。
舞台は、同ユニバーシティの落ちこぼれサークル、ウーズマ・カッパの本拠地である五つ目モンスター、スクイシーの実家。サークル初のパーティを企画するものの、参加者はゼロ。近くでは、大学いちの怖がらせ屋ジョニー率いるロアー・オメガ・ロアー・クラブのパーティが大盛り上がりです。落ち込むスクイシーたちのもとに、心強き"OB"のマイク&サリーが、勤め先のモンスターズ・インクで使用するドアとともに登場し、とっておきの秘策を披露します。
果たして、ウーズマ・カッパは初パーティを成功させることができるのでしょうか?スクイシーの母シェリー・スクイブルスの弾けた姿、エンドクレジット後に映る人間たちの反応も、必見ですよ。
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