昔懐かしいミッキーの短編アニメーションを
絵本でお楽しみいただけます。
指揮者ミッキーの合図で始まった、
牧場音楽隊の演奏会─
クラシックな挿絵と詩が織りなす、
物語の世界に飛び込みましょう!
ミッキーが初めてカラー作品に登場したのは1932年の宣伝用作品「ミッキーのアカデミー候補者パレード」だが、短編映画としては「ミッキーの大演奏会」(1935年)が最初であり、白黒からカラーへと切り替わった重要な作品である。
そしてこの時期を境に、映画のテーマやミッキー自身のキャラクターも次第に変化していく。
モノクロ時代は、大胆で少し風変わりなミッキーが冒険に出かけたり、音楽に乗せて動物の群れを率いたりしていた。
一方カラー時代に入ると、ミッキーはディズニー・スタジオのシンボルとなり、映画の中ではコメディアンではなく、ヒーローとして模範的な存在であることが求められるようになった。
新しい脇役たちの登場で、ミッキーの存在感は小さくなり、ドナルドダックやグーフィー、特にプルートの出演時間が増えていった。
「グッド・ハウスキーピング」版の「ミッキーの大演奏会」のミッキーは、まだモノクロ時代の面影が強く残っている。
物語の詩も、クララベル・カウやホーレス・ホースカラーといった初期のスターにはそれぞれ1節割り当てられているのに対し、ドナルドやグーフィーはまだおとなしく、節も半分だけである。
グーフィーにおいては、名前も旧名のディッピー・ダウグが使用されており、ヤギのギデオンという映画版では登場すらしない印象の薄いキャラクターと一緒に登場している。
1934年から1944年にわたって、アメリカの生活情報誌「Good Housekeeping(グッド・ハウスキーピング)」は、毎月ディズニーの短編アニメーション作品を収録していました。
これらのヴィンテージ物語17話(1934年~1937年)を厳選し、再編集したのが本書です。
ディズニーアニメーションの歴史をたどりながら、当時のディズニー・スタジオでの製作秘話、キャラクターの誕生の秘密、コミックなど、貴重な資料も満載です。

ドコモから入会をいただくと、お得な特典やもっとディズニープラスを楽しめる情報、コンテンツが満載のディズニーDXもセットでお楽しみいただけます。
毎日が楽しめるコンテンツが充実!「ディズニーDX」アプリ

