もうずっと昔、"ピクサー"という名前が人々に知られる前、アニメーション界における有望な新人たちを育成していた魔法のクラスがありました。それは、カリフォルニア芸術大学のA113という教室。そこは、のちの映画制作の巨匠たちが初めてその世界に触れ、デジタルのブラシでグラフィックデザインやキャラクターアニメーションを描いた場所なのです。
ピクサーの名が世の中に広まって以来、アニメーション界のスーパーヒーローとなった、かつての学生たちは、その教室での学びに敬意を抱きつづけ、そのA113という数をひそかに作品に隠していったのです。
ちょっとご紹介しましょう。
『バグズ・ライフ』(1998)
フリックが戦士虫を発見したその時!
『メリダとおそろしの森』(2012)
よーく見てみると、魔女の小屋の扉の上に"ACXIII"の文字が刻まれています!
『カーズ』(2006)
まさに隠しネタ列車。ライトニング・マックィーンがラジエーター・スプリングスへ向かっている途中、A113と書かれた蒸気機関車が現れました。危機一髪の瞬間でしたね。
さらにもう1点。メーターのナンバープレートもA113なのです。
『カーズ2』(2011)
シドレーの尾翼にも!
『ファインディング・ニモ』(2003)
このカメラ。シーマイスターA-113型だったんですね。
『Mr.インクレディブル』(2004)
シンドロームがロケットをコントロールしていた管制塔パネルはA1、そしてセル番号は13でした。Mr.インクレディブルにミーティングの連絡をした際に、ミラージュもA113と口にしていましたね。
『インサイド・ヘッド』(2015)
ここではサンフランシスコらしく、グラフィティアートとして!
『モンスターズ・インク』(2001)
アーチ形の天井の内側、柱にA13という文字が見えるでしょうか。Aと13が1つ、ということで、これもまさしくA113!
『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013)
こちらはもうそのまんま、A113の教室です。
『レミーのおいしいレストラン』(2007)
映画の中の映画で使われていたらどうでしょう。気付いた方はいらっしゃいますか?
そしてもう1点。ギットの耳についている、研究所のタグのようなものにもA113の文字が。
『トイ・ストーリー』(1996)
果てしない隠しネタの彼方へ、さあ行こう!
『トイ・ストーリー2』(1999)
空港のアナウンスにも気は抜けません。A113便のフライトについて案内がされているかも知れません!
『トイ・ストーリー3』(2010)
アンディのママは、車を乗り替えてもナンバープレートは使い続けているようです。
『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)
カールじいさんが出廷した法廷の部屋番号も!
『WALL・E/ウォーリー』(2008)
こちらは見つけやすいですね。珍しくストーリーを左右する意味を持って使われたケースです。"A113"は極秘任務のコードナンバーでした。
ウォーリーが最初に宇宙船アクシオムに乗り込んだのは、A224という宇宙港からでした。3桁それぞれの数字から1を引いてみてください!
いかがでしたか。
ディズニー/ピクサー映画のいたるところに隠されている"A113"の文字。この文字の存在をすでにご存じだった方でも、気が付かなかった場面があったのでは?
ぜひ作品を観返して、ご家族やお友だちと探してみてくださいね。
*本記事の作品公開年はアメリカ公開の年を記載しています
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