2月22日はニャン・ニャン・ニャンで、ネコの日なのをご存知でしたか?ディズニーの大人気ネコ、キュートなマリーの日を記念して、『おしゃれキャット』(1972)のトリビア10選を大公開します!
【1】本当にいたネコの家族がモデルに!?
この映画は、トム・マクゴーワンとトム・ロウ制作の物語に基づいていますが、1910年に遺産を相続した、実際にいたネコの家族の物語を軸に展開されています。
【2】スキャット・キャットの声はルイ・アームストロングが演じるはずだった!?
アニメーター達は、スキャット・キャットの声をルイ・アームストロングに演じてもらいたいと考えていたので、トランペットの吹き方など、何もかもルイ・アームストロングをモデルに制作していたのです。元々の名前もサッチモ・キャットだったとか!しかしルイ・アームストロングが病気により声優をすることが出来なくなり、スキャットマン・クローザースが演じることになったのです。
【3】仔猫は4匹兄弟のはずだった!?
元々の台本には、ウォータールーという4匹目の仔猫がいましたが、仔猫が多すぎる、という脚本家の意見により、3匹になったのです。
【4】映画は実写版のはずだった!?
『おしゃれキャット」は、1954年ディズニーのテレビ番組で、実写版による2部構成のストーリーとして製作されるはずでしたが、アニメーションのほうが合っているというウォルトの意見により、アニメ映画として製作されることになりました。
【5】ナポレオンとラファイエットの声はリサイクル!?
この映画の中に出てくる、ナポレオンとラファイエットの吼え声の一部は、『101匹わんちゃん』の遠吠えのシーンから流用されています。
【6】オープニングのタイトル曲は、引退していた有名歌手に歌わせた!?
作曲家のシャーマン兄弟は、この映画のオープニングタイトル曲『おしゃれキャット』をモーリス・シュヴァリエに歌ってもらおうと、すでに引退している彼を説得したのです。結果、素晴らしいタイトル曲となりましたね。
【7】ウォルト・ディズニーが生前承認した最後の映画だった!?
ウォルト・ディズニーは『おしゃれキャット』制作中の1966年に亡くなってしまいました。この映画は、彼の死後初めて完成した作品なのです。
【8】トーマス・オマリーのモデルはフィル・ハリスだった!?
映画『ジャングル・ブック』の中で、熊のバルー役を演じた声優、フィル・ハリスが、トーマス・オマリーのイメージにぴったりだと考え、脚本家はフィルの個性に合わせて、オマリーのセリフをいくつか書き直しました。
【9】主人公のダッチェスの声を演じたエヴァ・ガボールと、ナポレオンの声を演じたパット・バットラムは、別番組でも共演していた!?
『おしゃれキャット』のレコーディング中、彼らは別のテレビ番組「農園天国」でも共演していました。
【10】エドガーには共犯者がいた!?
当初の台本では、執事のエドガーにはエルビラという名前の共犯者がいました。エルビラ役の声優には、エルザ・ランチェスター(『メリーポピンズ』のケイティ・ナナ役)がキャスティングされていたのです。
ぜひマリーの日にあらためて『おしゃれキャット』を観返してみてくださいね!新たな発見があるかもしれません。